NFT不動産投資|最新技術を使った投資方法の特徴とは?
投資の一種として有名な不動産投資。NFTが世界的に注目を集める中、新たな投資方法としてNFT不動産投資が話題を集めています。
そこで今回は、NFT不動産投資の概要や特徴、メリットとデメリットをご紹介します。
NFT不動産投資とは|デジタル資産を購入する投資
NFT不動産投資とは、NFTのデジタル資産を購入する投資方法のことです。そもそもNFTとは「代替不可能なトークン」という意味であり、これまで著作権が不透明で価値が見出しにくかったデジタルデータに著作権を透明化して価値を見出せるようになった画期的な技術として注目を集めています。
そんなNFT不動産を購入し、将来的にその不動産の価値が上がったタイミングで売却する手法がNFT不動産投資です。
現実の不動産がNFT化されることもある
NFTはデジタルデータに対するものであり、基本的にNFT不動産投資もメタバース内のデジタル不動産に投資するものです。しかし、最近では現実の不動産がNFT化されることもあり、現実の不動産でNFT不動産投資をしている投資家も存在します。
例えば、NOT A HOTELは2022年6月にメンバーシップNFTの販売開始を発表しました。NOT A HOTEL メンバーシップのNFTとは、ホテルの利用権ではなく毎年旅する権利であり、建物の寿命と同じ期間利用し続けることができます。NFTとして権利を保有できることから、権利を二次流通で売買したり知人にプレゼントすることも可能です。
NFT不動産投資が持つ特徴
NFT不動産投資には以下のような特徴があります。
- 通常の不動産投資と同じように扱える
- 管理費や維持費がかからない
- 世界中の建物を小口から所有できる
それぞれの特徴について詳しく解説します。
通常の不動産投資と同じように扱える
NFT不動産投資だからといって、投資する不動産がNFTか否かという点以外に大きな違いはありません。そのため、通常の不動産投資のように住宅ローンを組むことはもちろん、売ったり貸し出したりすることもできます。
住宅ローンがあればまとまった資金がなくても、NFT不動産に投資しやすくなるでしょう。投資家でも企業でもないものの、不動産投資に興味がある方は住宅ローンを利用してNFT不動産投資を始めるのも一つの手です。
管理費や維持費がかからない
管理費や維持費がかからないという点もNFT不動産投資の特徴です。
通常の不動産投資では、なるべく空室が出ないようにしたり破損箇所を修理したりなど管理費や維持費がかかります。しかし、NFT不動産投資はメタバース内の仮想の建物(不動産)に投資する方法であることから、管理費や維持費がかかりません。
管理費や維持費がかからなければ、その分多くの利益を得ることができます。
世界中の建物を小口から所有できる
世界中の建物を小口から所有できる点も特徴です。
通常の不動産投資の場合、安全に投資するために実物を見て投資するか否かを判断します。そのため、現実的に世界中の不動産に投資することは困難です。
しかし、メタバース内の建物は自宅から世界中の建物を見ることができるため、世界中の建物を小口から所有できます。つまり、外国の不動産に安全に投資できたり、所有している日本の建物を外国人に売却しやすいという特徴があります。
NFT不動産投資のメリットやデメリット
基本的に、メタバース内の架空の不動産に投資するNFT不動産投資。NFTを使った不動産投資だからこそのメリットとデメリットがあります。
そこで最後に、NFT不動産投資のメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。
メリット:運用をすれば収益をあげられる
NFT不動産投資には、運用をすれば利益を上げられるというメリットがあります。実際の不動産投資のように、利益次第では不労所得も狙えるでしょう。
NFT不動産投資で利益をあげる一例として、ブロックチェーンゲームの「The Sandbox」はゲーム内で自由に施設の建築などをすることができ、建築した施設を他のユーザーに売ったり貸したりすることで利益が得られます。
メリット:現実の不動産投資におけるデメリットが解消される
現実の不動産投資におけるデメリットが解消される点もメリットです。
現実の不動産投資におけるデメリットとは、煩雑な手続きや老朽化などが挙げられます。例えば、本物の不動産は取引する際に所有権移転などの手続きが必要です。また、建物に投資している場合は老朽化に伴う修繕など、その建物を安全に運用するための管理費や手間がかかります。
しかし、NFT不動産投資では架空の建物を売買するため煩雑な手続きや老朽化などのデメリットはありません。
デメリット:前例や投資先の種類が少ない
前例や投資先の種類が少ないことはデメリットでしょう。
NFTは近年新たに登場した画期的な技術であり、NFT不動産投資はさらに新しい投資方法です。そのため、前例や投資先の種類が少なくまだまだ手探りの状態です。
法的な所有権が得られない
法的な所有権が得られないこともデメリットです。なぜなら、現時点の日本の法律では所有権は実物がある有体物」にのみ認められるとされており、デジタルデータであるNFT不動産は所有権が認められていません。
新たな技術だからこそ、法律が対応しきれていないのです。
まとめ
新たな投資方法の一つとして注目されているNFT不動産投資。NFT不動産投資の特徴やメリットとデメリットを知り、安全にNFT不動産投資を始めましょう。
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