【2024年1月】GMOメタバースNEWS(国内・海外)
2024年は、年明け早々からさまざまなメタバースに関するニュースが飛び交いました。今回は、1月の国内・海外のメタバース最新ニュースを紹介していきます。
Apple、「Apple Vision Pro」の発売日を発表、米国では2月2日に発売開始
Appleは、2024年1月8日、自社のホームページで、「Apple Vison Pro」のアメリカでの発売日を発表しました。発売日は2024年2月2日で、アメリカ国内のAppleストアやアメリカのAppleオンラインストアで1月19日午前5時から予約が開始されました。価格は3,499ドルで、他社のヘッドセットと比べても高価な値段設定となっています。
Apple Vision Proは、2023年6月に開催された開発者向けのイベントWWDC23にて、Apple初のXRヘッドセットとして発表され、大きな注目を集めました。同製品は、新しい3次元ユーザーインターフェースと入力システムを備えており、ユーザーの目、手、声などによって直感的な入力で制御できるのが特徴です。これによって新たなユーザーエクスピリエンスを提供できるといいます。
なお、日本を含むアメリカ以外の国での販売は、2024年後半を予定しているとのことです。
パナソニック傘下のShiftall、超軽量VRデバイス「MeganeX superlight」を含むメタバース向け3製品を発表
パナソニック傘下のデバイスメーカーShiftallは、2024年1月8日、ラスベガスで開催されている世界最大規模の技術展示会CES2024にて、超軽量VRヘッドセット「MeganeX superlight」を含む3種類のメタバース向け製品を発表しました。
今回発表されたのは、以下の3製品です。
超軽量VRヘッドセット「MeganeX superlight」
同社が販売していたSteamVR対応VRヘッドセット「MeganeX」の約半分の重量を目指して作られており、軽量化によって大幅に装着性が向上しています。重さは約200g。5.2K HDR対応マイクロOLEDパネルの性能は従来のまま、Inside-Outカメラやスピーカー、テンプルなどを撤廃。レンズは、FOVがさらに広くなった全樹脂製レンズを採用しています。
メタバース用モーション・トラッキング装置「HaritoraX ワイヤレス R」
新世代のセンサーを搭載した、VR用モーション・トラッキング装置です。IMU方式と光学方式を組み合わせたハイブリッド方式を採用しており、両者の利点を兼ね備えた製品となっています。 トラッキングポイントは胸、腰、両膝、両足首の計6点で、追加ユニットを購入すれば全身トラッキングも可能です。SteamVR対応ヘッドセット各種に対応しています。
ワイヤレス防音マイク「mutalk 2」
ワイヤレス防音マイク「mutalk」の新モデルです。外観はそのままに、マイクと通信チップが刷新されており、長時間利用時の音質変化を抑えるためのマイク保持機構も変更されているとのことです。通常のマウスパッドに加え、鼻声にならない新構造のマウスパッドも付属しています。10時間の連続利用が可能で、充電はUSB Type-C。有線・無線どちらの接続にも対応しています。
G7知財庁長官ソニー、高画質XRヘッドマウントディスプレイを備えた没入型空間コンテンツ制作システムの開発を発表
ソニー株式会社は2024年1月9日、高度なクリエイティブ作業を行うための没入型空間コンテンツ制作システムを開発したことを発表しました。同社が開発したのは、高画質の4K OLEDマイクロディスプレイやビデオシースルー機能を搭載したXRヘッドマウントディスプレイとそれを操作するための2種類のコントローラーです。
XRヘッドマウントディスプレイには、4K OLEDマイクロディスプレイや独自のレンダリング技術が搭載されており、3Dオブジェクトの質感や人の表情をリアルタイムに表現することができるのが特長となっています。コントローラーは、オブジェクトの操作が直感的に行えるリング型のコントローラーと、精密な指示ができるポインティングコントローラーの2種類が用意されています。このXRヘッドマウントディスプレイとコントローラーを使うことで、従来のコントローラーでは難しかった3Dモデルの作成をXR環境で行うことができるとのことです。発売は2024年中を予定しているとのことで、詳細については今後ソニーや各パートナーから発表される予定となっています。
また、発表によれば、今後はさまざまな3D制作ソフトウェアへの対応を予定しており、第一弾としてドイツのシーメンス社と協業し、同社のオープンデジタルビジネスプラットフォーム「Siemens Xcelerator」のソフトウェアを使用した、新しいソリューションを導入予定だといいます。
クラスター、「メタバースえひめ」をオープン、新しいコミュニケーション拠点作りを目指す
クラスター株式会社は2024年1月10日、「トライアングルエヒメ推進事業(愛媛県)」の採択を受けた「メタバースえひめ」を、自社の提供するメタバースプラットフォーム「cluster」内にてオープンさせることを公表しました。オープンは2024年1月19日からとなっています。
ワールド内には、イベント会場として使用できる道後温泉本館、道後温泉別館 飛鳥乃湯泉が再現されているほか、松山市中島をモチーフにした「いよかん島」という島が作られており、瀬戸内のビーチの美しい風景を楽しむことができます。
愛媛県デジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ」は、愛媛県が民間事業者(コンソーシアム含む)から企画提案を募集し、応募されたものの中から横展開のしやすさなどの観点からふさわしいプロジェクトを採択し、実装・検証を進めるというプロジェクトです。
まとめ
ラスベガスでは世界最大規模の技術展示会CES2024が開催され、メタバース関連の製品発表が多く見られました。Apple Vision Proの発売が迫る中、他の企業もVR/XRデバイスを数多く発表しています。
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