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【2024年6月】GMOメタバースNEWS(国内・海外)

【2024年6月】GMOメタバースNEWS(国内・海外)

いよいよ日本でのApple Vision Proの発売が発表された2024年6月。今回の記事では、2024年6月のメタバースに関する最新の海外・国内のニュースを紹介していきます。

日本でのApple Vision Proの発売日が6月28日に決定、価格は59万9800円から

Appleは2024年6月10日、同社の展開するMRヘッドセット「Apple Vision Pro」の日本での販売を6月28日から開始することを同社のHPにて発表しました。Apple Vision Proは、2023年の開発者会議でAppleが発表したMRヘッドセットで、アメリカでは2024年2月から販売が開始されています。今回新たに発売が決まったのは、日本のほか、中国、シンガポール、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツの全8カ国です。日本での予約の受付は6月14日の12時から開始されています。

価格は、599,800円(税込)からとなっており、ストレージ容量は216GB、512GB、1TBの3種類から選ぶことができます。また、視力矯正レンズも同時発売され、3つの度数の中から選ぶ「ZEISS Optical Inserts – Readers」は16,800円(税込)、オーダーメイドの「ZEISS Optical Inserts — Prescription」は24,800円(税込)で購入できます。

天王寺動物園、クラスター・近鉄不動産と協働で「バーチャル天王寺動物園」のオープンを目指す

天王寺動物園は2024年6月13日、近鉄不動産株式会社およびクラスター株式会社と協働で、メタバース空間にて「バーチャル天王寺動物園」を制作・運営するための三社協定を締結したことを発表しました。近鉄不動産によれば、動物園公認の体験型メタバース空間としては日本初の試みになるとのことです。

バーチャル天王寺動物園内では、天王寺動物園のアフリカ・サバンナゾーンが再現され、3Dモデルならではの360度からの生態観察ができます。そのほかにも、ユーザーがバーチャル天王寺動物園のワールド内で撮影した画像を集め、モザイクアートとして展示するなどの催しが開かれる予定となっています。また、バーチャル天王寺動物園内では、アバター用のアクセサリーなども販売予定で、その収益は全額天王寺動物園の運営や動物福祉に充てられるとのことです。

なお、バーチャル天王寺動物園はcluster上の「バーチャルあべのハルカス」内に作られる予定となっています。「バーチャルあべのハルカス」は、大阪の超高層ビル「あべのハルカス」や、大阪天王寺公園エントランスエリア「てんしば」をcluster上で再現したメタバース空間です。2023年3月からオープンしており、これまでに約1,000万人が来場しています。バーチャル天王寺動物園のオープンは7月18日を予定しているとのことです。

DNP、メタバース上の役所開設を支援する「メタバース役所」システムを東京都江戸川区の「メタバース区役所」プロジェクトに提供することを発表

大日本印刷株式会社(DNP)は2024年6月5日、東京都江戸川区に「メタバース役所」システムを提供することを発表しました。東京都江戸川区と東京情報デザイン専門職大学(TID)は、「メタバース区役所」という区役所のメタバース化を目指すプロジェクトに取り組んでおり、DNPはこのプロジェクトに対してメタバース上での役所の開設や運用を支援する同社のシステム「メタバース役所」を提供します。

DNPは2021年からリアルとバーチャルの空間を融合した体験を提供するXRコミュニケーション事業を展開しており、2024年1月には、自治体の行政DXを支援する「メタバース役所」の実証実験を行っています。そして、2024年4月26日に開催された、江戸川区とTIDによる「メタバース区役所」プロジェクトの発足式の会場として、同システムを提供。今後も「メタバース区役所」プロジェクトの支援を引き続き行うとのことです。

なお、2024年6月26日より先行運用が開始される予定となっており、利用者は事前にオンラインで申請をした後、共有されたURLにアクセスすることで利用できます。

京都・龍谷大学、メタバース空間上でバーチャル入試説明会を実施

龍谷大学は2024年6月16日、総合型選抜入試(旧AO入試)を受験する人に向けて、メタバース上で「総合型選抜入試バーチャル説明会 in メタバース」というバーチャル説明会を実施しました。龍谷大学によれば、総合型選抜入試の説明会をメタバース上で開催したのは今回が日本初とのことです。会場となったメタバース空間上では、入試動画が視聴できるほか、各学部の特色や魅力を伝えるライブイベントへの参加やテキストチャット機能を用いて個別相談などができるといいます。

なお、本バーチャル説明会のためのメタバース空間は、株式会社シャノンの子会社、株式会社ジクウが提供しているメタバースプラットフォーム「ZIKU」を活用して構築されているとのことです。

まとめ

いよいよ日本でのApple Vision Proの発売が決定し、大きな注目を集めた2024年の6月。今後は日本を始めとしたさまざまな国において、Apple Vision Proの幅広い活用が期待されます。

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