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【2025年最新】セッション数とは?定義から増やす方法まで詳しく解説

【2025年最新】セッション数とは?定義から増やす方法まで詳しく解説

セッション数とは、Webサイトの訪問回数を示す重要な指標です。訪問がどのようにカウントされるかの条件まで理解することは、自社Webサイトの分析を行う上で非常に重要です。この記事では、セッション数の定義やカウント条件から増やすための具体的な方法まで詳しく解説します。

セッション数とは?定義とカウントされる条件を解説

セッション数とは、ユーザーが一連のアクティビティを通じてWebサイトを訪れた回数を指します。セッションはユーザーがサイトにアクセスした瞬間に始まり、特定の条件下で終了します。これにより、ユーザーの訪問行動全体を理解する上で重要な指標となります。

セッション数がカウントされる条件

  • セッションの開始条件
    セッションは、ユーザーが最初にWebサイトにアクセスしたときに開始されます。これには、検索エンジンからの訪問や、ブックマークからのアクセスが含まれます。また、他のWebサイトからのリンクまでのアクセスも新しいセッションの開始条件に該当します。
  • セッションのリセット条件
    セッションは特定の条件下でリセットされ、新しいセッションが開始されます。リセット条件として一般的なのは以下の通りです。
  • 操作がないまま30分経過する
    Webサイトを開いたまま、クリックや入力などの操作が行われずに30分以上経過すると、その時点でセッションが終了します。つまり、その後操作を再開するとセッション数は2となります。
  • 日付が変わる
    Googleアナリティクスでは、1日単位でセッションを集計しています。そのため、閲覧中に日付が変わった場合、新たなセッションとしてカウントされます。たとえば、ユーザーが23時50分にサイトを訪れ、0時5分に離脱した場合、セッション数は2となります。サイトが30分放置されていなくても、セッションが切り替わるため、覚えておきましょう。
  • キャンペーンソースが切り替わる
    キャンペーンソースが切り替わると新たなセッションとしてカウントされます。キャンペーンソースとは、ユーザーがWebサイトに訪れた経路のことです。たとえば、SNSのリンクから訪れたユーザーが、30分以内に自然検索からページに再び訪れた場合、セッション数は2となります。

セッション数と混同しやすい用語

セッション数と似ている用語がいくつかあり、その違いを理解することでWeb解析の精度を高めることができます。

PV(ページビュー)との違い

ページビュー(PV)とは、ユーザーがWebページを表示した回数を指します。セッション数がユーザーの訪問全体を示すのに対し、PVは表示されたページごとにカウントされます。例えば、1回の訪問でユーザーが3ページを閲覧した場合、セッション数は1、PVは3として記録されます。

UU(ユニークユーザー)との違い

ユニークユーザー(UU)とは、特定の期間にサイトを訪れた個別のユーザーの数を示します。同じユーザーが複数回サイトを訪問しても、UUは一度だけカウントされます。一方、セッション数はそのユーザーが訪問する度にカウントされます。

Googleアナリティクスでのセッション数の確認方法

Googleアナリティクスを使ってセッション数を確認することで、Webサイトのトラフィックを詳しく分析することができます。セッション数を確認するには、以下の手順に従ってください。

  1. Googleアナリティクスにログインします。
  2. サイドメニューから「レポート」に移動します。
  3. 次に、「ライフサイクル」セクションをクリックし、「集客」を選びます。
  4. 最後に、「トラフィック獲得」をクリックすることで、セッション数を確認できます。

Googleアナリティクスはセッション数を表したグラフやWebサイトへの流入経路ごとのセッション数(下の写真)などを把握できます。GoogleアナリティクスはWebサイトの分析する上で非常に便利なツールとなっているので、ぜひ利用してみてください。

セッション数を増やす方法

セッション数を増やすためには、サイトのコンテンツやユーザー体験を改善し、再訪を促すことが重要です。いくつかの具体的な方法を紹介します。

最新の情報を定期的にコンテンツ化する

サイトのコンテンツを常に新鮮に保ち、定期的に更新することは、ユーザーの関心を引き続けるために非常に重要です。最新の業界ニュース、トレンドに関する記事、新製品のレビューなどを提供することで、ユーザーが頻繁にサイトを訪れたくなる状態を作り出し、セッション数の向上を導くことができます。

ユーザーにとって有益なサイトを作る

ユーザーにとって有益な情報やサービスを提供することは、セッション数を増やす上で効果的です。良質なコンテンツや使いやすいデザインは、訪問者が再訪する理由となります。直感的なナビゲーションとインタラクティブな要素を取り入れることで、ユーザーエクスペリエンスを向上させ、閲覧者が再訪したいと思うサイト作りに努めましょう。

リターケティングを活用する

リターケティングは、過去にサイトを訪れたユーザーの再訪を促し、セッション数を向上させる効果的な手法です。Google AdWordsのリマーケティング広告を使用して再訪を誘導したり、メールマーケティングで特定のユーザーに個別のメッセージを送ることでセッション数を増やしましょう。

これらの方法を組み合わせることで、効果的にセッション数の多いWebサイト作りができます。

まとめ

セッション数はWebサイトの訪問回数を示す重要な指標であり、カウントされる条件や関連する用語を正しく理解することが必要です。この記事では、セッション数の定義やカウント条件から増やすための具体的な方法まで詳しく解説しました。この記事を参考に、効果的な施策を実践し、セッション数の増加とともにWebサイトの信頼性と影響力を高めましょう。

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経済学部。マーケティングに関する用語解説や手法の紹介を中心に、実務に役立つ情報を発信。 特にデジタル施策に強みを持ち、初心者目線のわかりやすい解説記事を得意とする。
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