ダッシュボード化でデータ活用をレベルアップ!初心者のための基礎ガイド
データ分析はマーケティングにおいて欠かせないものです。しかし、多くのマーケターが直面する課題の一つに「膨大なデータをどのように整理し、活用するか」があります。特にGoogle Analyticsなどのツールで得られるデータを効果的に活用するためには「ダッシュボード化」が重要です。この記事では、ダッシュボードの意義やメリットをご紹介します。
データのダッシュボード化とは?
データのダッシュボード化とは、複数の情報源から集めたデータを一つの画面で整理し、視覚的にわかりやすくまとめることです。マーケティングデータのダッシュボード化では、Google Analyticsや広告データ、購買データなど、異なるソースの情報を統合して表示します。
ダッシュボード化の目的は主に以下の3点があげられます。
- データの一元管理:複数のツールやシステムにまたがるデータを一箇所に集め、効率的に管理・活用する。
- 視覚的な理解の向上:グラフやチャートを活用して、データの傾向や異常を一目で把握できるようにする。
- 意思決定の支援:リアルタイムで更新される情報を活用して、すばやく最適な対応を選択できるようにする。
レポートとダッシュボードの違い
レポートとダッシュボードの違いについては「静的か動的か」で語られることが多いと思います。
レポートとダッシュボードはどちらもデータを共有するためという目的がありますが、レポートは特定の期間のデータを固定された形式でまとめた「静的」な資料です。例えば、月次報告書のように、特定の時点でのスナップショットを記録します。一方、ダッシュボードはリアルタイムで更新され続ける「動的」なツールです。期間を特定せず、任意の期間でデータを確認することができます。
ダッシュボード化のメリット
マーケティングで得られる膨大なデータを、効果的に活用するために欠かせないのがダッシュボード化です。ただデータを並べるだけでは意味がありません。視覚的に整理することで初めて「使える情報」となります。以下に、さらに詳しいメリットを挙げてみます。
データ分析の効率化
例えば、Google Analyticsの訪問データと広告のクリックデータを同時に表示することで、複数のツールにログインし、それぞれデータをレポート化する手間がなくなります。よって施策全体のパフォーマンスを簡単に比較できるため、マーケターは分析や施策改善の業務に時間を割くことができます。
視覚的に情報を理解しやすい
Google Analyticsや広告データなど、基本的に表形式のデータが多いため、詳細を理解するのに時間がかかることがあります。しかし、ダッシュボードではグラフやチャートを活用してデータをわかりやすく可視化できるため、一目で重要な情報に気づけます。
スムーズにデータを把握
ダッシュボードは自動的にデータを更新し続けるため、最新の状況を常に確認できるほか、過去のデータとの比較など、データの表示期間を変えながらデータを確認することができます。キャンペーンの成果をリアルタイムで追跡するもしくは過去と比較することで、問題があればすぐに対応できます。
チーム全体の共通認識を持つ
ダッシュボードは、KPI(重要業績評価指標)を可視化するための便利なツールです。たとえば、月間セッション数やコンバージョン率の目標をダッシュボードに表示すれば、チーム全員が進捗状況を共有できます。これにより、コミュニケーションの効率化や目標達成意識の向上が期待できます。
ダッシュボード化におすすめのツール
Looker Studio
Googleが提供する無料のデータ可視化ツール(有償版もあり)で、Google AnalyticsやGoogle広告、スプレッドシートなどGoogle関連のサービスとシームレスに連携します。
おすすめポイント:
- 無料で利用可能
- 初心者向けテンプレートが豊富
- リンクで簡単に共有可能
Tableau
スタンフォード大学のプロジェクトから誕生したデータ分析のプラットフォームで、他のツールと比較した時に視覚化(ビジュアライズ)の機能が充実している。
おすすめポイント:
- 複雑なデータ分析に対応
- デザイン性の高いダッシュボードを作成可能
- 幅広いデータソースに対応
どちらもダッシュボード化において優れたツールです。
Looker Studioはテンプレートが充実しているなど初心者でも利用しやすい反面で視覚化は決められたデザインの中で選択することになります。
一方Tableauはオプションが豊富なため比較的自由な視覚化が可能ですが、その分利用者にはある程度の知識やスキルが要求されます。
初めてダッシュボード化に取り組むのであれば、まずはLooker Studioから始めてみてはいかがでしょうか?
まとめ
データのダッシュボード化は、データをわかりやすく整理し、活用の幅を広げる方法です。データの一元管理や視覚化による理解の向上、リアルタイムな意思決定の支援など、効率的にデータ分析に取り組むことができます。
ツール選びにおいては、初心者に優しい「Looker Studio」や、自由度の高い「Tableau」など、目的やスキルレベルに合わせた選択がポイントです。初めてダッシュボード化に挑戦する方には、簡単に始められるLooker Studioが特におすすめです。この機会にダッシュボード化を導入し、データ活用をさらに推進してみてはいかがでしょうか?
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