【学生団体紹介】早稲田大学広告研究会|学生が創るユーザー中心の未来

早稲田大学広告研究会は、歴史と実績を持つ学生団体です。1914年の創設以来、『広告で社会に「驚き」を。』というスローガンのもと、実践的な広告とマーケティングの学びを提供しています。
今回は、早稲田大学広告研究会の活動内容や設立背景、マーケティングに対する考え方について、現副代表を中心とした3名の方にお話を伺いました。彼らのリアルな声を通じて、早稲田大学広告研究会がいかに価値ある学びと経験を提供しているかをお伝えします。
目次
本日は早稲田大学広告研究会の方々にインタビューを行いました
太田晃佑:早稲田大学教育学部3年生。副幹事長。
池田開成:早稲田大学文化構想学部1年生。広報担当。
宮島堅:早稲田大学政治経済学部2年生。広報担当。
早稲田大学広告研究会について教えて下さい

団体概要
- 設立年:1914年
- 所属大学:早稲田大学の学生を中心とし、東京女子大学、慶応大学など、総勢300人ほどが在籍。
- 活動頻度:週2回火曜と金曜に活動。特に9月と10月は準備活動が本格化。
- 活動目的:『広告で社会に「驚き」を。』を掲げ、企業との連携を通じて、実際の広告企画やプロモーション活動を経験し、社会や市場の動きを踏まえた実践的なノウハウを習得。
団体の活動内容や設立の背景について教えてください
1913年10月17日に早稲田大学創立30周年記念式典の一環で開催された「広告展覧会」がきっかけとなり、翌1914年1月17日に会長に商学科科長の田中穂積先生、副会長に伊藤重治郎先生を迎え、「早稲田大学広告研究会」が正式に誕生しました。国内初の組織的な広告活動を担う団体として100年以上の歴史を重ね、現在は早稲田大学の学生を中心に東京女子大学や慶應義塾大学など他大学のメンバーも含め約300名が在籍しています。『広告で社会に「驚き」を。』というスローガンのもと、11月の早稲田祭に向けた企画や企業コラボなどを通じて、実践的な広告の学びを深めながら、新たな価値創造に挑戦しています。
具体的にどのようなプロジェクトに取り組んでいますか?

早稲田大学広告研究会では、企業をクライアントに迎え、広告戦略の立案や制作、提案を行っています。これまでに、多くの企業とパートナーシップを結び、くら寿司様、ファンケル様、アシックス様といった著名な企業と共にクリエイティブな広告キャンペーンを展開しています。
特に記憶に残っているものは、ファンケル様のプロジェクトです。高田馬場駅周辺にポスターを張り出し、多くの方に広告を届けることに成功しました。
マーケティングを学ぶ中で、「マーケティングの本質」とは何だと感じますか?
マーケティングを学ぶ中で感じる「マーケティングの本質」とは、やはりユーザー視点を大前提として考えることだと思います。ターゲットであるユーザーのニーズや価値観を深く理解し、それに応じたアプローチを取ることにあるのだと感じます。
企業様からいただく課題もターゲットが学生のものが多くあります。そのため、課題にもよりますが、学生ならではの視点を主軸に据えて解決策を考えて提供しています。
現在のマーケティングにおける主要なトレンドとは何だと思いますか?
最近のマーケティング傾向として、企業が一方的に情報を発信するだけでなく、消費者やインフルエンサーと共創する形が非常に注目を集めていると思います。とりわけユーザーが自発的に投稿したコンテンツや、インフルエンサーがリアルな体験をもとに発信する情報が、他のユーザーから見ても信頼度が高いと感じられるようになってきています。
そこで企業としては、そういったユーザーやインフルエンサーに対してインセンティブを提供しながら、彼らの創造性を活かす形で自然発生的なPRを狙う動きがますます加速している印象です。
現役マーケターに質問したいことはありますか?
質問1: 広告代理店に負けない、強みの見出し方とは?
魅力的なパッケージを持つことが必要です。
例えば、「大学生100人に聞いた」といった具体的な調査結果やデータを用いることで、信頼性と興味を引き付けることができます。また、情報を継続的に発信し続けることも重要です。大学内だけでなく、外部に向けても積極的に情報を発信することで、広範な認知度と影響力を獲得できます。
質問2: SNS代行などのトレンドは今度も続くのか?
SNS代行のニーズは、特に個人レベルでは今後も続くと考えられます。
フリーランスとしてSNS運用を請け負う形は、現在も高い需要があり、今後も一定の需要が見込まれます。情報発信におけるSNSの重要性はますます高まっており、「外部のプロに任せたい」というニーズは根強く存在します。
一方で、SNS代行を企業としてスケールさせていくのは難しくなりつつあります。AIや自動化ツールの進化により、SNS運用のハードルは下がってきており、単純な投稿代行だけでは差別化が難しくなっています。今後は、戦略設計やデータ分析、クリエイティブの質など、より高度な価値提供が求められるでしょう。
まとめ
早稲田大学広告研究会は、『広告で社会に「驚き」を。』というスローガンを掲げ、広告やマーケティングに関する知識と技術を実践的に学ぶ場を提供してきました。彼らがユーザー視点で取り組んできたマーケティングは、単に技術を駆使するだけでなく、ユーザーの心を深く理解し、その視点で考えることを通じて、ニーズや欲求に応える重要なプロセスです。
今後主流になると予測されるユーザー中心のマーケティングアプローチを模索し続ける彼らの姿勢には、今後も大いに期待が寄せられます。
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