【アド論アーカイブ】センスに頼った動画制作は終わり?動画制作は論理的に科学して作る時代!
昨今のインターネット広告の中でもシェアを拡大し続けている動画広告。広告だけでなくYouTubeなどの動画コンテンツや、プレゼンの際に使うサービス説明動画など、動画の使用機会はますます増えていきます。皆さんは動画を制作する際、「一体どんな内容にすれば視聴者に効率的に訴求できるのか」という悩みを一度は抱えたことがあると思います。この記事では、最新の動画検証ツールを使った事例を交えながら論理的に「勝ち動画」を制作する方法をご紹介します。
動画クリエイティブ検証ツール「PlayAds」
GMO PlayAdが販売している「PlayAds」という動画検証ツールは、パネラーに動画を見てもらいながら「スキ」と思った瞬間、「ナットク」した瞬間にボタンを押していただくことで、視聴者の感情を可視化することができるツールです。動画のどのカットで反応が得られているのか、理解されているのかを把握することができます。
本記事の事例はこの「PlayAds」の検証結果をデータソースとしています。
トレーニングマシン販売企業の事例
まずWEBCMを検証にかけ、得られた示唆を元に動画を再編集し、もう一度検証して反応がどのように変化したかを確認しています。
1度目の検証結果を踏まえ、商品の一部分のカットで始まっていた元の動画を、検証でインタラクション(反応)が高かった、モデルがトレーニングマシンを実際に利用しているシーンから開始したものに編集し直しました。
2度目の検証を実施すると、カットは同じ動画であるにも関わらず順番を入れ替えることで全体の平均インタラクション(反応)数が10.1→13.4に上がり、123%の改善ができました。
インタラクションとCVに相関性はあるのか?(実配信での事例)
上記のように効果の高いカットを入れ替える編集などをすることで、実配信での効果にどのような影響が出るのか、事例をご紹介します。
こちらは実際に広告配信していた3つの動画を検証し、反応が高い箇所をピックアップ。いいとこ取りの再編集動画を制作しました。
再編集動画を配信した結果、CV:121%、CPA:83%を実現しました。
まとめ
今まで可視化できなかった視聴者の「反応」の部分を定量化し分析することによって、論理的に「勝ち動画」を制作することができ、無駄打ちになってしまうような動画の制作工数を削減することができます。今後の動画の需要爆発に対応するためには、このような効率的な動画制作が必須となっていきます。感覚に頼らず論理的に動画を科学することで、動画マーケティングで差をつけて行きましょう!
※アド論掲載日 2020年9月18日
- ライター:TRUE MARKETING編集部