マーケティングコラム

【Youtube広告】VACとTrueViewアクションの効果の違いとは?

2021.09.24Column
【Youtube広告】VACとTrueViewアクションの効果の違いとは?

Googleにて動画アクションキャンペーン(VAC)についてご存知でしょうか。
・存在は知っているけど、通常のTrueViewアクションとの違いが分からない
・試したいが、よくわからないので配信が出来ていない

など様々ではないでしょうか。
今回の記事では弊社で配信比較をした結果について共有させていただきます。
ぜひ、参考にしてみてください。

目次

1. 動画アクションキャンペーン(VAC)とは
2. VACとTrueView アクションの違い
3. VACとTrueViewアクションを同時配信してみた
4. まとめ

1. 動画アクションキャンペーン(VAC)とは

Googleヘルプでは以下のように定義されています。

“動画アクション キャンペーンは、費用を抑えつつシンプルかつ効果的に YouTube でのコンバージョンを促進できるキャンペーンです。動画アクション キャンペーンは TrueView アクションの機能をベースとしており、1 つのキャンペーンで YouTube および YouTube 以外の多様な場所に自動的に広告を掲載できます。この記事では、動画アクション キャンペーンを使用するメリットと、動画アクション キャンペーンの仕組みについて説明します。”(参照:Googleヘルプ)

要約すると、今までのTrueViewアクションでの成果をもとに改良を加えられたメニューのため、同じ動画広告メニューでも切り替えるだけで、効果改善が期待できるようです。

2. VACとTrueViewアクションの違い

rueViewアクションではそもそもの機能として、CVに至りやすいユーザーに最適化がかかるメニューでしたが、VACではさらに面を拡大していくことでコンバージョン獲得数を増やすことが出来るようです。

先程もお伝えしたように、VACでは配信面が拡大することによって、従来のTrueViewアクションではリーチ出来ていなかったユーザーにも配信ができるようになります。

従来では、YouTubeの動画再生ページが主流でしたが、Youtubeのホームフィード面やGoogle動画パートナー面にも配信面が拡張されたことによって、動画広告でCVを獲得できる機会が増えました。

配信できる面

(参照:Googleヘルプ)

3. VACとTrueViewアクションを同時配信してみた

ここで気になるのが、VACとTrueViewアクションの効果ってどう違うのか。ということです。
実際に並走配信してみた結果がこちら↓

同ターゲット・同期間で比較(1か月程度)

※TrueViewアクションの数値を100%としたときの差

並走配信をしてみたところ、IMP数が約4倍まであがりましたが、CPAの増加幅は138%でした。面が拡大したことにより広告露出が大幅に増えた分、CPAが悪化するもののCV数が増えていることが伺えます。

VAC配信面の比較(1か月程度)

※従来の配信面の数値を100%にしたときの差

また、配信拡大差を見てみると、通常のTrueViewアクションで配信出来ていた配信面と比較して、伸び幅は少ないものの拡大された配信面でも露出が増えたことによりCV数増加が見込めることが伺えます。

配信期間が1か月程度ということもあり、結論を出しにくい部分はあるものの、
・面が拡大されたことでIMPは増加
・拡大されたことで、CV数の増加が期待できる
という結果でした。

獲得数を伸ばしていきたいアカウントでは導入を積極的に進めていくのは“あり”ではないでしょうか。

4. まとめ

・TrueViewアクションのバージョンアップはVAC
・VACは面が拡大したが、CVR悪化の傾向は見られなかった
・獲得数を伸ばしたいアカウントでは試してみるのは“あり”

ぜひこちら参考にしてみてください。
獲得を目的にしている企業様であれば、試してみる価値は大いにあるかと思います。

菊地 祥(きくち しょう)
ライター:菊地 祥(きくち しょう)
近畿大学経営学部卒業。2017年中途入社。
入社後は教育・不動産領域の案件にて、運用型広告の運用やフロントコンサル業務に従事。
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