LINEの新たなマーケティングプラットフォーム構想!~ビジネスマネージャーの始動~
こんにちは。LINE公式アカウントやLINE広告関連を担当している梶田です。
今回は先日LINE社が開催したLINE BIZ DAY 2021でもお話がありました、「ビジネスマネージャー」について紹介していきたいと思います!
■ LINEについて
皆さんご存知かと思いますが、LINEは通信キャリアを問わず、無料で音声やビデオ通話、チャットなどが楽しめるコミュニケーションアプリであり、なんと国内MAUは8,900万人以上と、生活インフラとして定着しています。
このLINEのユーザーにむけて、LINE公式アカウントやLINE広告を活用してコミュニケーションをとっている企業も多いと思います!
そんなLINEに今回大きな変化が発表されました。LINE内の広告データのクロスプラットフォームから、LINE内外のデータを横断的に活用できるデータプラットフォームへの進化するのです。
それでは、具体的な中身をみていきましょう。
■ そもそもビジネスマネージャーとは?
詳細に入る前にかんたんな概要を・・・
シンプルに言うと、同一法人内のLINEのオーディエンスデータやLINE Tagなどのデータを「一元管理」するための新規プロダクトになります!
※LINE社案内資料より引用
■ ビジネスマネージャーは広告効果を向上させる夢の箱か?
現時点でもアカウントを横断しての活用ができるクロスターゲティングがあります。しかしクロスターゲティングではLINE公式アカウントで繋がるプロダクトでしか横断活用が出来ませんでした。
また、データ活用の共通基盤がなく横断的な分析・配信などが難しい、、、
今回のビジネスマネージャーは、これら課題を解決する画期的な取り組みとなります。LINE公式アカウントに依存しない、全ての顧客接点を横断するデータ活用基盤となり、オンライン/オフライン全ての顧客接点で、より高度な分析やレポーティング、配信、コミュニケーションが可能になるのです!
▼イメージ図
■ ビジネスマネージャーの構想
ビジネスマネージャーは、LINE内の広告データのクロスプラットフォームからZホールディングス社が保有するデータ(Yahoo!など)まで横断で活用できるデータプラットフォームです。
これにより、ターゲティングできるオーディエンスの幅も広がり、統合的なレポートによる効果の可視化も実現することができます。
■ 今後の展望
とはいえ、10月末のグランドオープン時には、活用範囲に限りがあります。今後のサービス拡大スケジュールについては、2022年前半にYahoo! JAPANサービスの接続やグローバルでのリリース対応などを計画、2022年後半には接続サービスの拡大や、プロダクトを横断での統合コンバージョン計測、プロダクト横断でのオーディエンス生成、更に複数のプロダクトを横断した配信を行うスマートキャンペーンなどが企画されています。
■ こんな企業様にオススメ!
ビジネスマネージャーは、以下のような企業様に特にオススメです!
・データを活用して広告効果を向上させたい。
・LINEのデータ活用を、クロスターゲティングからさらに一歩先へ進めたい。
※クロスターゲティングではできなかった異なるLINE公式アカウントに紐づくデータも
利用可能
・クロスターゲティングにはまだ取り組めていないが、これから挑戦したい。
※これから横断活用をする機能が増えていくビジネスマネージャーがオススメです。
・アカウントによってそれぞれ管理する部署や管理画面にログインできる関係者が異なるため上手くクロスターゲティングが進められていないが、データの横断活用は進めたい!
※ビジネスマネージャーは、広告主様ごとに1つのため、独立した管理画面で一括管理を
することができます。
・企業全体としてLINEのアセットを1つの権限に集約して管理したい。
※1つの管理画面で、オーディエンスを集約管理することができます。
■ ビジネスマネージャーを利用するには?
ご活用いただくためには下記のような手順が必要となります。
①ビジネスマネージャー組織の作成
②組織へのビジネス情報の登録
③組織へのアカウント接続
④認証審査
⑤オーディエンスやLINE Tagの共有
設定用のマニュアルは用意されているものの、苦戦される方や忙しくて作業をする暇がないという方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、GMO NIKKOでは、ビジネスマネージャーの開設や設定の導入支援を無料でサポートさせていただく体制を用意しております。
ビジネスマネージャーに少しでも興味をお持ちになった企業様は、是非お問い合わせ下さい。
- ライター:梶田 健人(かじた けんと)
- 2017年入社。アフィリエイト広告・運用型広告を用いた広告主の課題解決に携わる。
その後「LINE」の専門チームに属し、LINE広告/LINE公式アカウントをフルファネルで活用したプランニングに従事。