認知の重要ポイント3点 ~認知施策を成功させるフレームワーク~
認知施策をやるべきとは思っている、事例もいろいろ聞く。
しかし、
・どう設計したらよいか分からない
・どう獲得に貢献するか分からない
・どれをやればよいか分からない
などなかなか踏み切れないことが多いかと思います。
今回はファネルを用いて、認知施策の考え方について整理していきます。
▼目次
・認知施策の重要ポイント3点
・認知施策のフレームワーク~ファネル2.0~とは?
・認知ファネル2.0の作り方
・まとめ
▼認知施策の重要ポイント3点
認知施策では、以下、3点を抑えるのが重要です。
1.関係者全員の「認知」の認識が同じ
・企画関係者:ブランド認知
・制作関係者:キャンペーン認知
と社内でも認識が揃ってないまま進めるのはNGです。
2.ターゲットと伝える内容があっている
サービスを知らないユーザーにキャンペーンの認知施策を実施しても効果は薄いです。
なんとなく認知施策を実施するのではなく、しっかりとコミュニケーション設計をしましょう。
3.どれぐらいの結果が見込めるか
ターゲットのボリュームを確認しなければ、認知施策の良し悪しの判断はできません。
設計段階でボリュームやどれぐらいの結果が見込めるか算出しましょう。
▼認知施策のフレームワーク~ファネル2.0~とは?
ファネルと言えば、図のように認知から購入までを漏斗で示したものをイメージするかと思います。
今回はこの赤枠を認知ファネル1.0と言います。
しかし、同じ認知でも「ブランドを知っている」、「商品の内容を知っている」ではユーザーの状態は大きく異なります。
これを1つのファネルで表現するのは難しいです。
そのため、認知ファネル2.0では、先程の赤枠をさらに細分化します。
これで認知ファネル1.0の「認知の段階が表現しきれない」という課題を解決できます。
▼認知ファネル2.0の作り方
以下の3ステップで作成します。
1.各層のユーザーの明確化※層の数は必要に応じて増減
実際のユーザーの認知の流れをファネル化します。
2.各層のボリュームの算出
統計データやアンケートデータから各層のボリュームを算出します。
3.上位ファネルからの低下率の記載
ファネルボリューム/上位ファネルボリュームで算出します。
・ ターゲット:日本の22~26歳の男性(600万人)
・ ブランド認知:ブランド名を知っている(300万人)
・ サービス認知:ブランドが何のサービスか知っている(60万人)
・ CP認知:50%オフキャンペーンを知っている(20万人)
実際に作ってみると上記のようになりました。
この事例の場合は
「ブランド名は知っているがサービス内容を知らない人」が多いのでここをターゲットに認知施策を実施するとよさそうです。
▼終わりに
認知ファネル2.0を活用すれば、先程の重要ポイントの課題を半分程度、解消することができます。
是非、認知施策にご活用ください。
ユーザーにとっても、企業にとってもよりよいコミュニケーション設計ができるよう引き続きご支援できればと思います。
認知ファネル2.0の正しい活用方法がわからないときや、現状のやり方に限界を感じたときは、是非、GMONIKKOに一度、ご相談ください。
- ライター:吉田 一貴(よしだ かずき)
- 2015年GMONIKKO新卒入社。
コンサルティング本部でマネージャーとして従事。
累計運用額39億、8年連続社内表彰18回受賞。(22年時点)
今までのやり方にこだわらない、新しいアイデアや選択肢が評価されている。
プライベートでは大道芸人として幼稚園や保育園で子どもを笑顔にしています。