Z世代が選ぶ!2025年旅行先ランキング

旅行市場が回復しつつある中、注目を集めるのがZ世代の旅行意識です。2025年、Z世代の半数以上が国内旅行を計画している一方で、海外旅行への意欲も高まりを見せています。
2025年1月 Z世代トレンドラボ調べ
そこで今回、彼らが2025年に行ってみたい国内外の旅行先の調査を実施、その結果をランキング形式で発表します。
20205年に旅行してみたい場所BEST5(国内)
男女ともに、ディズニー(ランド・シー)、USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)の国内2大テーマパークが1位2位を占める結果となりました。
3位~4位は北海道、沖縄と人気の観光地が続きます。
一緒に行きたい人を行き先と合わせて聞いていたのですが、1~2位のテーマパークは「友達と」、北海道、沖縄は「家族と」という回答が多かったのも興味深い結果です。
女性5位の大阪は、USJに行くならついでに大阪の街も楽しみたい、SNSで話題の食べ物・スイーツを体験したい、万博に行ってみたいという声が多くみられました。
2025年に旅行してみたい場所BEST5(海外)
海外旅行は、女性は韓国が圧倒的な支持、男性はアメリカが1位という結果となりました。
女性1位の韓国に行ってみたい理由を見ると、グルメやショッピングをあげる人が多いのですが、ライブなど「推し活」関連の理由をあげる声も目立ちました。
また、一緒に行きたい人は「友達」が2位以下を大きく離していました。
男性は海外旅行そのものに消極的な人が女性と比べて多いのが特徴です。コロナ禍を経て海外への心理的ハードルが上がったこと、円安などの要因もあるのですが、行きたくない理由をみると経済的理由や安全面のリスクをあげる声が多い一方で「かけるお金と時間に見合わない」という理由も目立ちました。
コロナ禍の影響などで年齢の近い身近な海外旅行経験者が少なくなり、海外で体験できることへの価値が伝わらないことがZ世代の海外旅行離れに拍車をかけているのかもしれません。

- ライター:神津 洋幸(こうづ ひろゆき)
- TRUE MARKETING副編集長
Z世代トレンドラボ主任研究員
ストラテジックプランナー、リサーチャー。Webプロモーションの戦略立案、Web広告効果の分析・オプティマイズ、各種リサーチなどを担当。前職はマーケティングリサーチ会社にて主に広告効果の調査・分析・研究業務に従事。2004年より現職。
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