若者ゴルファーの増加?アンケートから真相を探る
長引くコロナ影響の中で、今若者を中心にゴルフを始める人が増えているという噂を皆様ご存知でしょうか?
下の表は経済産業省の特定サービス産業動態統計調査の一部データを抜粋したものです。
ゴルフ練習場、ゴルフ場の利用が他サービスと比べ、昨年の7月以降から前年対比で 増加しており、
この増加の要因が、若者を中心とした初心者の増加ではないかという結論になっているようです。
参考記事
コロナ禍だから…若者らゴルフ始める人が増加 日本経済新聞 2021年1月20日
ゴルフ場に若者激増、突如吹いた追い風の正体 東洋経済オンライン 2020年10月17日
実際、私自身も最近練習場に若い男女が増えたなーと感じることもありますが、
もしかして、普段あまり見かけないから目立っているだけでは?とちょっと懐疑的でもあります。
そこで今回、GMOリサーチのインターネットアンケートを使って10代~90代の男女1000人にアンケートをとってみました!
高齢プレーヤーが目立つゴルフ
こちらは1年間で行った運動やスポーツを選択してもらったデータですが、
ゴルフは想定通り年齢層が高いほど実施率も高いという結果でした。
スポーツとして、最も実施されている割合が高いのは、ウォーキングで、いずれの年代においても約30%となっており、
人とのコンタクトがないなど、コロナ禍においても実施しやすいスポーツと認識されているようです。
若年層はコロナ影響も?40代以上は10年越え選手が大半
では今ゴルフをやられている方はいつ頃から初めていたのでしょうか、
ボリュームは少なくなりますが、年代別にクロス集計した結果が以下です。
20代、30代では、2年~半年以内に始められた方が一定数おり、コロナ影響も多少はあるのかな?といった結果でした。
一方で40代以上は大半が10年以上前から始めており、ベテランゴルファーが多い事が分かります。
ベテランゴルファーは頻度減少、若者が目立ちやすい要因に?
ベテランゴルファーはコロナの影響をどう受けとめたのでしょうか
2020年1月から2020年2月にかけての練習場・コースの利用頻度について聴取しました。
60~70代の70%以上が機会は減ったと回答しており、感染による重症化のリスクが高い高齢者の方は自粛傾向にあるようです。
一方で、40代を除く、20~50代は機会が増えた、変わらないという人が多くなっており、60~70代の方の頻度が減り、
20~50代の利用頻度が増えたまたは変わらなかったことが、結果、若年層が目立ちやすくなった要因の一つではないかと考えられます。
若者を増やすには、流行感の醸成とコストダウン、ベテランゴルファーの イメージ改善
今回の調査結果では、まだまだゴルフは年齢層高めの方中心のスポーツという結果になっており、
今後ゴルフ業界がもっと活気づく為には、若年層をもっと引き込む施策が重要になってきそうです。
初心者ゴルファーは何をきっかけに始めて、今何に困っているのでしょう
過去1年以内に始めた方に「始めたきっかけ」と、今の「ゴルフの悩み」に関して聞いてみました。
きっかけに関しては「友人知人に誘われた」「やっている人が増えたと聞いた」いう声が多くみられました。
悩みに関してはやはり、クラブやプレイ代などコスト面の悩み、ベテランプレーヤーに対する恐怖心が挙げられました。
最後に
今回アンケートを取ってみると、「意外とまだ若年層は増えていない」という結果が見えてきました。
今後若年層のビギナーを増やすには
①コストがかかるイメージの改善
②流行感の醸成
③ベテランプレーヤーとビギナーのイメージギャップの解消
といった課題がありそうです。
もし読者の方の中で、ゴルフをもっと若年層に触れて欲しいとお考えの方がいらっしゃいましたら
若年層のイメージ改善に最適なインフルエンサー施策はいかがでしょうか?
弊社GMONIKKOではインフルエンサー事業に注力しておりゴルフ系youtuberなどのインフルエンサー施策のご提案が可能です!
もっとゴルフを若い方に触れやすくする環境づくりのお手伝いをさせてください!
ご興味を持たれた方は是非、下のフォームからお問い合わせ
またはこちらのGMONIKKO独自のインフルエンサープロモーションのwebページをご覧ください!
■調査期間:2021年2月26日(金)~2月28日(日)
■調査方法:WEBアンケート
■調査対象:全国
■回答者 :10代~90代GMOリサーチ登録モニター
- ライター:古谷 達郎(ふるや たつろう)
- 同志社大学 文学部卒業。
マーケティングリサーチ会社を経て、2018年にNIKKOに入社。
Web広告効果の分析、市場分析等の各種リサーチを担当。