メタバースは新たな経済圏 ~何故メタバースが話題なのか~
今回はメタバースの知見を深めたい方を対象としたコンテンツとなっております。
そもそも、ゲームなどでも3D空間は存在していました。MMOなどは現状のメタバースの定義にも当てはまります。
それが何故、改めて話題になりだしたのかをご紹介します。メタバースの1つの捉え方としてご一読いただけますと幸いです。
目次
・バーチャルがリアルを超える
・メタバースはリアルと同等の世界
・ブロックチェーンがメタバースを支える
・バーチャル経済の誕生
・終わりに
▼バーチャルがリアルを超える
現状は肉体がある世界である、リアルが重視されています。
それは、「5感で感じ取れる」「できることが多岐にわたる」など色々ありますが、結局は生活をしているからではないでしょうか。
今後はバーチャルでできることが増えていき、バーチャルでもリアルと同等の生活ができるようになります。5感はもちろん、仕事や交流、エンタメなどもバーチャルで行えます。
極端な例ですが、ゲーム廃人などは自身の現実はゲーム内と捉えていることがあります。これと同様にメタバースが自身の現実と捉える人が増えていくと考えられています。
既にスマホの普及で多くの時間やお金をバーチャル上で消費しているので兆しは見えているのかもしれません。
▼メタバースはリアルと同等の世界
メタバースが話題になったのは、バーチャルを現実世界に変える力を持っているからです。
メタバースでは、仕事や交流、エンタメなどリアルと同等か、それ以上のことが実現できます。
肉体でしか行えない行動があるように、アバターでしか行えない行動もあります。しかし、多くの活動は肉体/アバターどちらでもできるようになります。
将来的にはどちらが生活のメインなどの垣根がなくなるのかもしれません。
▼ブロックチェーンがメタバースを支える
今回は主ではないので、詳細は割愛しますが、ブロックチェーンを活用した以下、2点がポイントになります。
・WEB3.0:ユーザーの権利や経済的価値を取り戻す
・NFT:デジタルデータの価値を取り戻す
今までは、デジタルデータの複製の容易さなどにより失われていたバーチャル世界の本来の価値が復活すると言われています。
2Dよりも3Dのほうがやれることが多くリアルに置き換わる可能性が高いため、本来の価値を取り戻した3D空間=メタバースが話題になりました。
▼バーチャル経済の誕生
人口が増え、正しく価値が評価されることで、バーチャル経済が生まれました。
また、リアルの世界は国が貨幣を保証しています。メタバースなどで使われるトークン(仮想通貨)はブロックチェーンが保証しています。これがバーチャル経済をさらに推し進めます。
結果、現時点でも、バーチャル空間内で職業が誕生しています。
The Sandboxなどあくまで1ゲーム内での話ですが、「土地を売り買いする不動産」、「建物を立て土地の価値を上げる建築家」。「武器を作る武器商人」や「服を作るアパレル」など様々な職業が生まれています。
▼メタバースは鎖国状態
WEB3.0では様々なメタバースが繋がることを目指しています。今は様々なメタバースが誕生していますが、鎖国している状態というイメージです。
各メタバースが繋がったとき、巨大な力を持つメタバースがバーチャルを牛耳るのはリアルの歴史が証明しているかと思います。
そのため、メタバースやWEB3.0などの技術が確立してない状態でも多くの人が未来を感じ投資や取り組みを行っています。
▼終わりに
バーチャルの本来の価値を取り戻した結果、その恩恵を受けるであろう3D空間が再評価されメタバースが話題になりました。
その背景にはNFTやWeb3.0といったバーチャルの本来の価値や権利を取り戻す動きが関わるためセットで紹介されることが多いようです。
現状は、いずれも本来の目的にたどり着いていないですが近い将来、実現したときスマホが生まれたときと同じような市場の変化が起きると考えられています。
まずは、メタバースを体験し次の時代の準備を始めましょう。
GMOメタバース ラボでは、ユーザーにとっても、企業にとっても新しい価値を提供できるようメタバースビジネスの研究・分析やメタバースを活用のご支援を行っています。
メタバースの活用方法がわからないときや、現状のやり方に限界を感じたときは、是非、GMONIKKOに一度、ご相談ください。
- ライター:吉田 一貴(よしだ かずき)
- 2015年GMONIKKO新卒入社。
コンサルティング本部でマネージャーとして従事。
累計運用額39億、8年連続社内表彰18回受賞。(22年時点)
今までのやり方にこだわらない、新しいアイデアや選択肢が評価されている。
プライベートでは大道芸人として幼稚園や保育園で子どもを笑顔にしています。