メタバースで占い？新時代の占いサービス「メタバ占い byGMO」 ～メタバースの時代、占いも変化します～

GMO NIKKO株式会社は「メタバ占い byGMO」を2024年7月にリリースしました。
今回はこのプロジェクトのリーダーである、弊社社員、吉田一貴にリリースの背景から
ユーザーの反響や、ユーザー獲得方針・戦略、今後の展望について語ってもらいました。
（※吉田談、執筆・編集TRUEMARKETING編集部）

▼目次

・「メタバ占い byGMO」とは？
・なぜ広告代理店がサービス開発したのか
・占いをメタバース化したことによって生まれた価値
・ユーザー獲得の方針・戦略
・今後の展望

「メタバ占い byGMO」とは？

「メタバ占い byGMO」は、メタバース空間で3Dアバターの占い師による占いをいつでもどこでも気軽に体験できるサービスです。
占い師だけでなく、ユーザー自身もアバターで表示されるため、対面では相談しづらい内容もストレスなく相談することができます。
メディア出演経験のある方や、他社占いサイトで人気上位の方、著書を出版されている方など経験豊富な占い師が多数在籍しており、多様なお悩みやご相談に対応しています。
※下記画像サービス内占い師一覧

なぜマーケティング支援会社がサービス開発したのか

一般的に、マーケティング支援会社は自社で消費者向けサービスをリリースすることは、あまりありません。
しかし、近年、マーケティング支援会社を取り巻く環境は大きく変化しています。デジタル広告の比率増加に伴い、クライアント企業のマーケティング部門の強化などにより、マーケティング支援会社の役割が変化していると感じています。

こうした状況下、GMO NIKKO株式会社は、従来のマーケティング支援業務にとどまらず、新たな価値創造に挑戦していく必要があると判断しました。
そこで、2022年に、WEB3時代におけるビジネス課題の解決に向けメタバースでの事業拡大や新しい体験の提供をサポートするため、「GMOメタバース ラボ」を発足しました。
「GMOメタバースラボ」ではWeb3時代における新たなマーケティング課題やビジネス課題の解決に向け、メタバース技術やブロックチェーン技術を活用したNFT等の各種Web3サービスに関する調査・分析を行っています。

その分析結果から、メタバースと占いの相性が良いのではという仮説があり、さらにアンケートで深堀りをしてみると、
「対面での占い」を希望する一方で、「対面では緊張する」「店舗に行くのが面倒」など【リアルであること】に抵抗を持つユーザーが多いことが判明しました。
メタバースを活用することで、この【リアルであること】の抵抗感を払拭し、新たな体験を提供できると考え、
「メタバ占い byGMO」を開発しました。

本サービスを通して、メタバースはもちろん、占い師とのリレーションができたことも新たな価値創造に繋がったと考えています。
BtoCとしての占い提供だけでなく、BtoBとしての企業とのコラボ連携や占いを軸にしたマーケティング支援の提供も実現しました。

上写真：「メタバ占い byGMO」　プロジェクトリーダー吉田

占いをメタバース化したことによって生まれた価値

占いをメタバース化したことによって、時間、個人の見た目など既存の価値感に左右されない、以下のような体験を生み出すことが出来ました。

時間に関しては、24時間いつでも、ユーザーが希望するタイミングで占いの予約が取れるように設定しています。
場所についても、新たにアバター同士で会話できるツールを開発し、ユーザーも、占い師も時間や場所に縛られることなく、サービスを利用できるようになっています。

ユーザー、占い師ともに好きなアバター・音声を利用することが可能なので、今までだと占いに行くことにためらいがあった方に対しても「占ってもらう側」、「占う側」ともに身体的なバイアスをなくすことに成功しています。

昨今のバズワードでもある、AIによる占い診断が増えてきましたが、機械的な印象が強くあります。
メタバ占い byGMOでは、アバターを介しAI占い診断を行うことで機械的な冷たさを低減しています。また、今後、記憶機能の追加や実際の占い師のAI占い師化などで、実際の人間と同じような占い体験の提供を実現予定です。

ユーザーの獲得に関しては、SNS（X/ TikTok / LINE）を中心に獲得を進めています。
公式アカウントやオリジナルキャラクター、占い師のアカウントなど、複数のアカウントを使い分けることで、ユーザーとの接点を増やし、獲得からリテンションまでを効果的に高める運用を行っています。
SNSを選定した理由は、占いのターゲットとSNSの親和性が高いことと、マーケティング支援会社として培ってきたノウハウを生かした運用ができるからです。今後は特にTikTokに注力していき、ユーザー数の増加を目指しています。

上記写真：公式キャラクターセレニャ：セレニャXアカウント
公式キャラクター「セレニャ」はリリースに合わせて制作し、その名前は社内公募で決定しました。
公式アカウントでは、毎日継続的に占いに関するコンテンツを発信し、ユーザーリテンションの向上と新規ユーザー獲得を目指しています。

今後の展望

現在の機能では、既存の占いを大きく超える「魔法のような体験」を提供できていないと感じています。そのため、社内外含め、エンジニア、占い師と協力して、メタバース関連の機能を拡充していく予定です。
具体的には、VRデバイスへの対応や、占い師とユーザーがよりインタラクティブに交流できる空間にしていきたいと思っています。

すでに触れた通り、現在はメタバ占い byGMOにはオリジナルAI占い師が存在していますが、将来的には実際する有名占い師をAI化し、24時間365日いつでも占いを提供できるようにすることを考えています。また、メタバース空間内において、占い師同士やユーザー間で相互にコミュニケーションが取れるエリアを作成し、現実の占いでは実現できなかった新しい体験を創造、提供していきたいと考えています。

時代が変わることで、プラットフォームは変化しています。
メタバースもその大きな流れの中で生まれ、既存の物事と交わることで新しい体験価値を生み出しています。
ぜひ「メタバ占い byGMO」で新しい占い体験を感じてください。

「メタバ占い byGMO」公式サイト（https://www.metauranai.com）

メタバースや占いを軸にした事業拡大やマーケティングにご興味ございましたら、是非お気軽にお問い合わせください。

ライター：TRUE MARKETING編集部

• 
•